
ねえねえ、うなち先生。この『ドミニオン』ってゲーム、すっごく面白いって聞いたから遊びたいんだけど……箱も重いし、説明書を見たら文字がいっぱいで不安だよう……。

ふふ、確かにドミニオンはカードの種類が多くて圧倒されるかもしれませんね。でも大丈夫です。やることは『A・B・C』の3つのステップを繰り返すだけ。実はとてもシンプルなんですよ。

えっ、3つだけなの? それならぼくにもできるかな? 説明書を読むのは苦手なんだけど……。

任せてください。この記事では、実際のゲームの流れに沿って、手順を画像付きで分かりやすく解説しますよ。まずは準備から一緒に見ていきましょう!
ドミニオンの魅力をもっと知りたい?
ルールを読む前に「そもそもどんなゲーム?」かを知りたい方は、こちらの記事をチェック!
セットアップ
まずは「何を使うか」と「どう並べるか」を確認しましょう。
内容物
まずはカードの種類を確認しましょう。
- 基本財宝カード:銅貨(60枚)、銀貨(40枚)、金貨(30枚)

- 基本勝利点カード:屋敷(24枚)、公領(12枚)、属州(12枚)

- 呪いカード: 呪い(30枚)

- 王国カード:全26種類×各10枚(庭園のみ12枚)

- その他: 廃棄置き場マット、ランダマイザー(裏が青いカード)
ゲームの準備
4人プレイを想定した配置図で説明していきます。左上に書かれた数字は枚数です。

※この記事ではゲームのセットアップからルール解説まで「Dominion Online」のプレイ画面を引用して説明していますが、テーブル上の配置やルールはアナログ版と同じです。
1. 各プレイヤーの初期デッキ
各プレイヤーに、最初の「山札」を配ります。
- 配布: 各プレイヤーに以下のカードを配ってください。
- 銅貨:7枚
- 屋敷:3枚
- シャッフル: 配られた10枚をよく混ぜて、裏向きの山札として手元に置きます。
- 手札の準備: 山札の上から 5枚 引いて、手札にします。

2. テーブル中央:サプライの配置
ここにあるカードは、ゲーム中に購入できる「売り場」になります。
① 基本カードの配置
テーブルの端に、以下のカードを表向きで山にして並べます。
★ここが最重要ポイント!
カードの種類ごとに並べる枚数のルールが異なります。
- 財宝カード:全員に配った残りすべてを種類ごとに重ねて置く。
- 勝利点カード
- 2人プレイ:各8枚ずつ置く。
- 3 – 4人プレイ:各12枚ずつ置く。
- 呪いカード
- 2人プレイ:10枚置く。
- 3人プレイ:20枚置く。
- 4人プレイ:30枚置く。
※残りの基本カードは使用しないので箱に戻します。また、基本的に「呪い」についてはデッキに入れるメリットが無く、「魔女」による他プレイヤーへの妨害でしか使うことは無いので、「魔女」を使用しない場合は初めから箱にしまってても良いと思います。

② 王国カードの配置
今回ゲームで使用する「王国カード」を決めます。
- 全26種類の王国カードの中から、好きな 10種類 を選びます。セットアップに使用している画像は初めてのプレイにおすすめのセットです。ランダマイザーカードを使ってランダムに決めても構いません。
- 選んだ10種類を、それぞれ 10枚 の山にして、基本カードの隣に並べます。
※「庭園」などの勝利点が含まれるカードを選んだ場合は、基本勝利点カードと同じ枚数にしてください。(2人なら8枚、3 – 4人なら12枚)

③ 廃棄置き場の設置
廃棄置き場マットをサプライの近くに置きます。
※廃棄置き場はゲームから除外されたカードを置く場所です。デッキの捨て札とは別なので注意してください。

3. スタートプレイヤーの決定
じゃんけん等、適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
勝利条件
準備が整いました!ゲームを始める前に、全員で「どうなったら終わりか」「どうすれば勝ちか」を共有しましょう。
勝つのは誰?
ゲーム終了時に、自分のデッキに入っている「勝利点」の合計が最も高い人が勝者です。
いつゲームが終わる?
誰かの手番が終わった瞬間に、以下のどちらかの条件を満たしていたら、即座にゲーム終了です。
- 「属州」の山が売り切れたとき。
- サプライにある山札のうち、「どれか3種類の山」が売り切れたとき。
例:銅貨、呪い、村の3箇所が空になったら終了
ゲームの流れ
ゲームはスタートプレイヤーから始まり、時計回りに手番を行います。
各プレイヤーの手番は、以下の3つのフェーズを必ずこの順番で行います。覚え方は「A・B・C」です!
- Action フェーズ:アクションカードを使う(任意)
- Buy フェーズ:財宝を使い、カードを買う(任意)
- Clean-up フェーズ:場の整理と手札補充(強制)
1. Action フェーズ:アクションカードのプレイ
手札にある「アクションカード」を使用し、デッキを回転させたり有利な効果を得たりします。
- 実行コスト:1回分
- プレイヤーはターン開始時に「1アクション」を持っています。つまり、基本的には1枚だけ使えます。

ターン開始時の保有アクション数
- 実行手順
- 手札からアクションカードを1枚選び、プレイエリアに出します。
- カードに書かれた指示を、上から順に実行します。
- 特定の条件・補足
- 「+1 アクション」の効果: この効果を持つカードを使えば、アクション権が増え、追加で別のアクションカードを使えるようになります。
- 実行不可能な指示: もし指示された内容が実行できない場合、できる分だけ実行します。

- ① アクションカード「商人」をプレイ
- ② 「+1 カードを引く」効果により、山札から銅貨を獲得
- ③ 「+1 アクション」効果により、アクション可能数1回追加(ただし、追加で使用できるアクションカードが無いため実行不可能)
2. Buy フェーズ:財宝カードのプレイ → カードの購入
手札にある「財宝」を場に出し、買い物の資金にします。
- 実行手順
- 手札から好きな枚数の財宝カードをプレイエリアに出します。
- 出したカードの価値の合計が、このターン使える「コイン」になります。
- タイミング厳守
- 必ず「アクションフェーズの後」かつ「カードを購入する前」に行います。一度カードを購入してしまうと、後から財宝を追加することはできません。

「財宝」カード使用前

「財宝」カード使用後
「銅貨」4枚、「金貨」1枚使用により、コスト「7」コイン分購入可能
サプライから新しいカードを購入し、デッキを強化します。
- 実行コスト:1回分(ターン開始時に「カードを1枚だけ購入できる権利」を持っています)
- コスト: カード左下に書かれたコイン。
- 実行手順
- サプライにあるカードの中から、コスト以下のカードを1枚選びます。
- そのカードをサプライから取り、自分の捨て札置き場に置きます。これを「獲得」と呼びます。
- 特定の条件
- 「+1 購入」の効果: アクションカードなどでこの効果を得ていれば、複数のカードを購入できます。
- 0コストの購入: 「銅貨」や「呪い」などコスト0のカードを得る場合でも、購入権を1回消費します。

コスト「6」コイン分支払い金貨を獲得。獲得した金貨は捨て札置き場へ
3. Clean-up フェーズ:クリーンアップ
ターンの最後に必ず行う「お片付け」と「準備」のフェーズです。
- 実行手順
- 全捨て: プレイエリアに出している全てのカードと、手札に残っている全てのカードを、自分の捨て札置き場に置きます。
- ※重要:使わなかった手札も全て捨てます。保持することはできません。
- 5枚ドロー: 自分の山札からカードを5枚引きます。これが次のターンの手札になります。
- 全捨て: プレイエリアに出している全てのカードと、手札に残っている全てのカードを、自分の捨て札置き場に置きます。
- リシャッフル
- カードを引くときに山札が足りない場合、捨て札をすべてシャッフルして新しい山札を作り、そこから引きます。

新たに5枚ドロー。山札がなくなったためリシャッフル。
重要な制限ルール
プレイヤーが共通して守らなければならない、重要な制限事項です。
手札とリソースの持ち越し禁止
余った「アクション権」「購入権」「コイン」は、次のターンに持ち越せません。
手札もクリーンアップフェーズですべて捨てるため、持ち越せません。
山札とシャッフルのルール
山札が尽きても即座にシャッフルしません。カードを引く、見るなど「山札が必要になった瞬間」に、捨て札をシャッフルして補充します。
自分や他人の山札の内容を見たり、並び替えたりしてはいけません。枚数を数えることはOKです。
情報の公開・非公開
- 公開情報: 捨て札置き場の一番上のカード、手札の枚数、廃棄置き場のカード。
- 非公開情報: 捨て札置き場の2枚目以降、他人の手札内容。
手札の上限
手札枚数に上限はありません。何枚持っていてもペナルティはありません。
ゲームの終了と勝敗
終了トリガー
いずれかのプレイヤーのターン終了時に、以下のどちらかを満たしている場合、ゲームは直ちに終了します。
- 「属州」の山札が空になっている。
- サプライの山札のうち、任意の3山が空になっている。
勝利判定
ゲーム終了後、全プレイヤーは自分のデッキに含まれる勝利点を合計します。
- 勝者: 勝利点の合計が最も高いプレイヤー。
同点時の処理
勝利点が同じプレイヤーがいる場合、以下の順で順位を決定します。
- 行ったターン数が少ないプレイヤーが勝者となります。
- ターン数も同じ場合は、引き分けとなります。
~まずはここから!基本を学ぶバランス型~
ルールブックでも推奨されている、最もバランスの取れたセットです。「アクションをつなげる楽しさ」「相手への攻撃と防御」「カードの改造」など、ドミニオンの基本要素がすべて詰まっています。
王国カードリスト
- コスト2: 地下貯蔵庫、堀
- コスト3: 商人、村、工房
- コスト4: 民兵、改築、鍛冶屋
- コスト5: 市場、鉱山

このセットのポイント
- 「村」+「鍛冶屋」のコンボ: 「村」を出してから「鍛冶屋」を使うことで、手札を増やしながらさらにアクションを行う「エンジン」の基礎を学べます。
- 「鉱山」の活用: 銅貨を銀貨に、銀貨を金貨にアップグレードする楽しさを体験できます。
- 「民兵」と「堀」: 「民兵」により手札を捨てさせる攻撃と、「堀」でそれを防ぐ駆け引きがあります。
※リアクションカード(青枠)について
「堀」などのリアクションカードは、アクションとして使うだけでなく、「相手のターン」でも手札から公開して効果を発揮することがあります(例:アタックを防ぐ)。カードの下部に書かれた発動条件をよく確認しましょう。
【初心者ガイド】初めてプレイする時のコツ
迷ったらこれをしよう
最初の1~2ターン目、手札に来るお金は「2~5金」のどれかです。何を買えばいいか迷ったら、以下の優先順位で動くのが最も無難で、かつ強力です。
- 基本は「銀貨」を買う
地味に見えますが、これが鉄板の正解です。初期デッキの「銅貨」ばかりでは、いつまで経っても高価なカードは買えません。「銀貨」を増やすことで、デッキ全体の金回りが良くなります。合言葉は「迷ったら銀貨」です。 - アクションカードは「1枚」だけ買ってみる
コスト3~4のアクションカードで、気になったものを1枚だけ買ってみましょう。「カードを引く」効果や「お金が増える」効果があるものが扱いやすくておすすめです。
序盤・中盤の目標:目指せ「8金」!
このゲームの最大の目標は、最も点数が高い「属州」をたくさん集めることです。そのために、以下のようなステップでデッキを育てていきましょう。
- 【序盤】銀貨を集める
まずはコスト3~5のカードが買えるように、銀貨を2~3枚デッキに入れます。 - 【中盤】金貨を買う
銀貨が集まると、手札の合計が「6金」に届くようになります。ここで「金貨」を買いましょう。金貨が入ると世界が変わります。 - 【終盤】属州を買う
金貨と銀貨が手札に揃うと、念願の「8金」が出せます。ここでようやく「属州」を購入します。これを誰よりも早く集めた人が勝者です!
初心者がやりがちなミス
初めての人が陥りやすい「落とし穴」を知っておくと、スムーズに楽しめます。
- 勝利点を序盤から買ってしまう
「屋敷」や「公領」は、勝利に必要な特典カードですが、ゲーム中は何の効果も生まない「お荷物」です。序盤にこれらを買うと、手札が事故りやすくなります。 - アクションカードを買いすぎる
アクションカードは原則、1ターンに1枚しか使えません。手札にアクションカードが3枚あっても、使えるのは1枚だけ。「+1 アクション」と書かれたカードがない限り、買いすぎると使いきれずに終わってしまいます。- コツ: アクションカードは「数枚」に留め、財宝カードをしっかり集めましょう。
- ターンの終わりの処理を忘れる
使ったカード、買ったカード、手札に残ったカード、これらはすべて捨て札置き場に移動します。次のターンは、また山札から新しい5枚を引いてスタートです。「手札を残す」ことはできないので、遠慮なく使い切りましょう。
慣れてきたら「廃棄」を意識してみよう
数回遊んで慣れてきたら、「廃棄」という効果を持つカードに注目してみてください。
- なぜ強い?
初期デッキに入っている「銅貨」や「屋敷」は、後半になると弱くて邪魔になります。これらを「廃棄」することで、デッキの中身が「銀貨・金貨・強いアクション」だけになり、毎回最強の手札が来るようになります。 - 「カードを捨てるなんてもったいない!」と思うかもしれませんが、これが脱・初心者の第一歩です。
まとめ

これで一通りのルールは把握できましたね。細かいカードの効果は、遊びながら覚えていけば大丈夫です。まずは一度、基本セットで遊んでみましょう。

お買い物して、自分の国を強くしていくのが楽しそう! 説明を聞いたら難しくないって分かったよ。これならぼくにもできそう! さっそく遊ぼう! わうー!
さあ、ドミニオンの世界へ!
このゲームの面白さを語り尽くしたゲーム記事はこちら!
(C) Rio Grande Games / Temple Gates Games / Shuffle iT

