
うなち〜! 『カルカソンヌ』の箱を開けてみたんだけど、タイルがいっぱいあって何から始めたらいいか分からないよ〜!

ふふ、大丈夫ですよ。カルカソンヌは要素が多く見えますが、やることは『引いて、置いて、コマを乗せる』の繰り返しだけです。この記事では、準備から少しややこしい『農夫』のルールまで、順を追って丁寧に解説しますね。

やったー! これならぼくでも遊べるかな? 教えて教えて!

ええ、任せてください。このページを見ながら、一緒に最初の街を作っていきましょう。
この記事は「ルール解説記事」です
このゲームの概要や魅力について知りたい方は、こちらのゲーム紹介記事をご覧ください。
内容物
- 地形タイル:72枚

- 配下コマ:40個(5色 × 各8個)

- ポイントボード:1枚

ゲームの準備
1. スタートタイルの配置
地形タイルの中から、裏面が黒っぽくなっている「スタートタイル」を1枚探し出し、テーブルの中央に表向きで置きます。

2. 山札の作成
残りの地形タイルをすべて裏向きにしてよく混ぜます。 プレイヤー全員が取りやすい位置に、いくつかの山にして置いてください。これが「山札」になります。

3. ポイントボードの設置
ポイントボードをテーブルの邪魔にならない端の方に置きます。

4. プレイヤーの準備
- 各プレイヤーは好きな色を選び、その色のコマを8個すべて受け取ります。
- そのうち1個を、ポイントボードの「0」のマスに置きます(得点用)。
- 残りの7個は、自分の手元に置いてください。ゲーム中に使えるのはこの7個だけです。
勝利条件
ゲーム終了時に、最も多くの勝利ポイントを持っているプレイヤーの勝利です。
ゲームの流れ
ゲームは時計回りに進行します。自分の手番が来たら、以下の3つの手順を順番通りに行います。
- 地形タイルを配置する(必須)
- 配下コマを配置する(任意)
- 完成した場所の得点計算を行う(条件を満たした場合のみ)
1. 地形タイルを配置する
山札から地形タイルを1枚引き、すべてのプレイヤーに見えるようにしてから、すでに場に置かれているタイルにくっつくように配置します。
- 接続ルール:道は道と、都市は都市と、草原は草原と、絵柄が矛盾しないようにつなげる必要があります。
- 例外:非常に稀ですが、引いたタイルがどこにも置けない場合は、そのタイルをゲームから除外して、もう一度山札から引き直します。

2. 配下コマを配置する
今置いたタイルの上に、自分のストックからコマを1つだけ置くことができます。 コマを置く場所によって、役割と呼び名が変わります。

騎士:都市の部分に置きます。

盗賊:道路の上に置きます。

修道僧:修道院の上に置きます。

農夫:草原の上に寝かせて置きます。
※道を挟んだ草原のどちらか片方のみに置くことが出来ます。
重要な配置制
置こうとしている場所が、すでに置かれているタイルとつながっており、その先に自分を含め誰かのコマが1つでもいる場合、そこにコマを置くことはできません。

しかし、接続したタイルの都市のエリアに赤プレイヤーのコマが既にある為、青プレイヤーは都市にコマを配置できません。草原にコマを寝かせることは出来ます。

3. 完成した場所の得点計算を行う
タイルを置いたことで「道路」「都市」「修道院」が完成した場合、直ちに得点計算を行います。 得点を得た後、その場所にいたコマは持ち主の手元に戻ります。

道路の完成:両端が「交差点」「都市」「修道院」などで閉じられたら完成。
得点:タイル1枚につき1ポイント。
例:4ポイント

都市の完成:城壁がぐるりと閉じ、内部に空洞がなくなったら完成。
得点:タイル1枚につき2ポイント + 紋章1つにつき2ポイント。
例:都市タイル3枚 × 2ポイント + 紋章1つ × 2ポイント = 8ポイント

修道院の完成:修道院の周りすべてにタイルが置かれたら完成。
得点:9ポイント。
※得点の取り合い
完成した場所に複数のプレイヤーのコマがある場合、最も多くのコマを置いているプレイヤーが総取りします。数が同点の場合は、全員が満額のポイントをもらえます。


重要な制限ルール
- コマの数:手元にある7個のコマを使い切ると、回収するまで新しいコマを置くことはできません。
- 農夫は帰らない:草原に寝かせて置いたコマは、ゲーム終了まで得点計算されず、決して手元に戻ってきません。置きすぎに注意しましょう。
ゲームの終了と勝敗
終了トリガー 最後の地形タイルが配置され、その手番の処理が終わったらゲーム終了です。
最終得点計算
ゲーム終了時、以下の順序で追加得点を計算します。
1. 完成しなかった道路、都市、修道院に残っているコマに対し、タイル1枚につき1ポイントが入ります。また都市の紋章も1つ1ポイントになります。
※都市、紋章も1ポイントである点に注意

黄:修道院関連タイル2枚×1ポイント=2ポイント
緑:都市タイル2枚×1ポイント+紋章1つ×1ポイント=3ポイント
2. 草原の得点
農夫が寝ている草原ごとに、その草原に接している「完成した都市」1つにつき3ポイントを獲得します。1つの草原に複数の農夫がいる場合は、都市や道路の得点計算と同じく「多数決」で所有者を決めます。
草原の得点計算のポイントは次の2つです。次の2つを同時に考えようとすると、混乱してしまうことがありますが、順番通り考えれば迷うこと無く判断できるようになります。
1. 農夫が寝ている草原エリアがどのように分かれているかを考える。
2. 分けた草原エリアが「完成した都市」といくつ接しているかを考える。
次の終了時の盤面の得点計算がどのようになるか1つずつ解説します。

1. 農夫が寝ている草原エリアがどのように分かれているかを考える。
エリアをどのように分けるか考える際のポイントは、寝ている農夫がいるタイルの内、一点をスタート位置として時計まわりに草原エリアをなぞります。
そうすると一周してスタートした地点まで戻って来るので、一周した範囲が対象のエリアとなります。
※かなり内陸にあるコマだと対応出来ないこともあります。その場合は明らかに範囲内だとわかる隣接してるタイルの一部からスタートすると良いです。
・右上の緑のコマ2つについて、緑のコマがあるタイルの一点をスタート位置とし、時計回りに草原エリアをなぞるとこのようになります。つまり、2つのコマはそれぞれ単独したエリアを占有してることになります。

2. 分けた草原エリアが「完成した都市」といくつ接しているかを考える。
2つのコマの内右側のコマに注目すると占有している草原エリアには4つの都市が接している。
しかし、4つの中で完成した都市は2つだけです。

同様に、左のコマが占有してる草原エリアに接する都市の数は2つであり、2つとも完成した都市です。

以上のことからこの2つのコマから得られる点数は
右:完成した都市2×3ポイント=6ポイント
左:完成した都市2×3ポイント=6ポイント
となり、それぞれ6ポイント獲得できることになります。
上の赤のコマについても同様に計算すると3ポイント得られることがわかります。

最後に一番広いエリアについて考えます。広くなればなるほど難しく考えがちですが、スタート地点を決めて一周するまで内周をなぞれば問題ありません。
上記の方法でエリアを求めると、広大なエリアであることがわかりました。
※草原エリア内部に道路で囲まれたエリアもあります。このエリアの内部は範囲外な点に注意してください。

各色のコマの数は
赤:3 緑:2
だとわかるので、この広い草原エリアから得られるポイントは赤のプレイヤーのものとなります。
次に隣接する都市に「完成した都市」がいくつあるか数えてみます。
隣接する都市は黒丸で示した部分の10あることがわかります。

その中で完成しているのは⭕️で示した7つです。

よって、広い草原エリアから赤プレイヤーが得られる得点は
完成した都市7×3ポイント=21ポイント
となります。
草原エリアの範囲の求め方に困ったら、「スタート地点を決め、指でなぞって一周するまで」とおぼえておきましょう!
勝利判定
最終得点計算の後、最も合計ポイントが高いプレイヤーの勝利です。
初めてプレイする時のコツ
『カルカソンヌ』は自由度が高いため、最初はどこに置けばいいか迷ってしまうかもしれません。勝ち負けよりも、まずはゲームの流れに慣れるための「迷わないための指針」を紹介します。
迷ったら「完成」を目指そう
手番で引いたタイルは、できるだけ「道路」や「都市」が完成する場所に置きましょう。 そして、そこにコマを置いて、すぐに得点計算をしてコマを回収する。この「置いて、完成させて、戻す」というサイクルを早く回すのが、最も基本で確実な動きです。
序盤・中盤の目標:コマを枯渇させない
手持ちのコマは7個しかありません。 大きな都市や長い道路を作ろうとして、完成しない場所にコマを置き続けると、すぐに手元のコマがなくなってしまいます。 常に2〜3個は手元に残しておくように意識し、こまめに点数を確定させて回収しましょう。
初心者がやりがちなミス:農夫の置きすぎ
草原に寝かせる「農夫」は、ゲーム終了時に大量得点を狙える強力なアクションですが、一度置くと絶対に帰ってこないという大きなリスクがあります。 序盤からポイポイと草原に寝かせてしまうと、中盤以降に「何もできない」という退屈な状態になってしまいます。 「農夫は最後の3〜4ターンまで使わない」くらい慎重で大丈夫です。
脱・初心者へのステップ
慣れてきたら、「相乗り」を意識してみましょう。 相手が一生懸命作っている大きな都市の近くに自分のタイルを置き、あとでその都市とつなげることで、得点を分け合うことができ、うまくいけば全て奪うことも出来ます。これができると、カルカソンヌの世界が一気に広がります。
まとめ

これで一通りのルールは把握できましたね。最初は細かい点数計算を間違えても気にせず、まずは『地図がつながる楽しさ』を味わってみてください。

これならぼくにもできそう! さっそく騎士さんを派遣して、大きな街を作っちゃうぞ〜! わうー!
カルカソンヌの面白さを語り尽くしたゲーム紹介記事もご覧ください!
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Board Game Arena (C) Hans im Glück / Z-Man Games
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