こんにちは。うなボド管理人のうなぎです。
今回は、北米大陸に鉄道を敷設して旅をするボードゲーム『チケット・トゥ・ライド(Ticket to Ride)』のルールを解説します。
ルールは非常にシンプルですが、「SLカード」の扱いや「行き先チケット」のルールなど、初心者の方が少し迷いやすいポイントもいくつか存在します。 この記事では、公式ルールに基づいた正確な情報を整理し、セットアップからゲームの流れまでを分かりやすく解説します。
この記事を見ながら準備を進めれば、スムーズに1回目のプレイを始められます!
⚠️ 注意
この記事はルール解説記事です。 どんなゲームか知りたい方は、先に紹介記事をご覧ください。
勝利条件とゲームの終わり方
ゲームの目的
北米大陸の地図上で鉄道を敷設し、都市間をつないでいくことです。 ゲーム終了時に獲得した得点が最も多いプレイヤーが勝利します 。
勝利条件
得点は主に以下の方法で獲得できます。
- 地図上で隣り合っている2つの都市を列車コマでつなぐ 。
- 自分の手札の行き先チケットに記載されている2つの都市を、自分の列車コマで一続きにつなぐ 。
- 自分の列車コマを最も長く一続きにつなぐ「最長ルート」を完成させる(ボーナスの10点を獲得)。
逆に、ゲーム終了時までに完成できなかった行き先チケットは、その点数分が総得点からマイナスとなります 。 最終的な総得点が同点の場合、行き先チケットのルートを完成させた数が多いプレイヤーが上位となります 。それも同数の場合、長距離ルートボーナスカードを持っているプレイヤーが上位となります 。
終了トリガー
手番を終えたいずれかのプレイヤーの手元の列車コマが2個以下になったとき、ゲーム終了の合図となります 。 そのプレイヤーも含めた全員が、あと1回ずつ手番を実行してゲーム終了となります 。
迷わないためのセットアップ手順
メインボードの準備
テーブル中央へゲームボードを広げます 。 長距離ルートボーナスカードをゲームボードの横に表向きに配置します 。
共通サプライの準備
- 列車カード:全110枚を使用します 。各プレイヤーに4枚ずつ配った後、残りを裏向きの山札としてゲームボードの脇に置きます 。山札の上から5枚を表向きにして山札の横に並べます 。
- 行き先チケット:裏向きにしてシャッフルし、各プレイヤーへ3枚ずつ配ります 。残った行き先チケットの山札はゲームボードの横に配置します 。
個人ボード/初期資源
- プレイヤーカラー:各プレイヤーは5色の中から自分の色1色を選びます 。
- コマとマーカー:自分の色の列車コマ45個とスコアマーカー1個を受け取ります 。
- 得点マーカー:各プレイヤーは、自分のスコアマーカーをゲームボードの縁にある得点トラックのスタート位置へ配置します 。
- 手札:裏向きでシャッフルされた列車カードを4枚受け取ります 。
- 行き先チケット:配られた3枚のうち少なくとも2枚を手札に保持します 。保持しない1枚は、山札の一番下に裏向きで戻すことができます 。手札の行き先チケットは、ゲーム終了まで他のプレイヤーに公開しません 。
プレイ人数やマップによる違い
2人または3人でゲームをする場合、複線ルート(2つのルートがある都市間)のうち片方のルートしか使用できません 。 いずれかのプレイヤーが片方のルートに列車コマを置いたら、そのゲーム中は残りのルートに他のプレイヤーは列車コマを置くことができません 。
手番順の決定方法
じゃんけん等で決めるといいですが、公式ルールでは旅行経験が最も豊富なプレイヤーが先手プレイヤーとなります 。
ゲームの進み方
このゲームは手番制で進行します。 1人のプレイヤーがアクションを実行し、時計回りに次のプレイヤーへ移行します 。
自分の番にできること
自分の手番では、以下の3つのアクションのうち1つだけを選んで実行しなければなりません 。
1. 列車カードを引く
手札の列車カードを補充します 。
- できる行動:
- 列車カードを合計2枚引くことができます 。
- 表向きに並べてある5枚のカードから引くことも、山札から引くこともできます 。
- 表向きのカードから引いた場合、即座に山札から補充して表向きにします 。
- 1枚目を引いて補充した後、2枚目を表向きか山札から引きます 。
- 手札の枚数に上限はありません。
- 制限事項:
- 表向きの5枚の中から虹色のSLカードを引く場合、その手番ではその1枚しか引くことができません 。
- 1枚目に表向きのカードを引き、補充されたカードがSLカードだった場合、2枚目にそのSLカードを引くことはできません 。
- 補足:
- 山札から直接引いたカードがSLカードだった場合は、そのまま2枚目のカードを引くことができます 。
- 表向きのカード5枚のうち3枚以上がSLカードになった場合、即座にその5枚を捨て札にし、山札から新たに5枚を補充します 。
- 山札がなくなった場合、捨て札をシャッフルし新たな山札とします。
- 各プレイヤーが列車カードを大量に保持し続け、山札と捨て札の両方がなくなった場合、列車カードを引くアクションは実行できません 。
2. 都市と都市を列車コマでつなぐ
手札を使って、ボード上のルートに自分の列車コマを置きます 。
- できる行動:
- 地図上の都市間のルートと同じ色の列車カードを、マスの数と同じ枚数出すことで、その区間に自分の列車コマを配置します 。
- 灰色で表示されているルートは、すべて同じ色であればどの色の列車カードセットでも使用できます 。
- SLカードはあらゆる色の代わりに使用できます 。
- コスト:
- ルートの長さに応じた枚数の列車カード 。
- 制限事項:
- 同一プレイヤーが複線ルートの両方をつなぐことはできません 。
- 2-3人プレイ時は複線ルートの片方しか使用できません 。
- 自分がすでにつないでいるルートに隣接させる必要はありません(孤立したルートでも配置可) 。
- 得点獲得:
- ルートをつないだ際、その長さに応じて得点を獲得し、スコアマーカーを進めます 。
- 1マス:1点 。
- 2マス:2点 。
- 3マス:4点 。
- 4マス:7点 。
- 5マス:10点 。
- 6マス:15点 。
- ルートをつないだ際、その長さに応じて得点を獲得し、スコアマーカーを進めます 。
3. 行き先チケットカードを引く
新たな目的を追加します 。
- できる行動:
- 行き先チケットの山札からカードを3枚引きます 。
- 引いた3枚のうち、少なくとも1枚を手札に保持します(2枚または3枚すべて保持も可) 。
- 保持しないカードは山札の一番下に戻します 。
- 制限事項:
- 山札の残り枚数が3枚未満の場合、あるだけの枚数しか引くことができません 。
- 一度手札に残したチケットは、後で戻すことはできません 。
- ゲーム終了時まで、チケットの内容は他のプレイヤーに公開しません 。
ここは間違えやすいので注意
以下の点は、特に初めての方が誤解しやすいルールです。
- SLカードを引くときの制限:表向きのSLカードを引く場合は1枚しか引けませんが、山札から引いた場合は結果がSLでも2枚目を引けます 。
- 表向きSLカードのリセット:表向きにSLカードが3枚以上出たら、即座に5枚すべてを捨ててリフレッシュします 。
- ルートの接続:新しいルートを配置する際、既存の自分のルートとつながっている必要はありません 。
- 最長ルートの判定:環状ルートや同じ都市を複数回通るルートも一続きとみなすが、同じコマを二度数えることはできません 。
- 行き先チケットの保持:最初に配られた3枚のうち、山札に返すことができるのは1枚までです 。ゲーム中に引く場合は、山札に返すことができるのは最大2枚までです 。
初めて遊ぶときの進め方ガイド
序盤:手札を整える
まずは「列車カードを引く」アクションで手札を充実させましょう。 初期に配られた行き先チケットのルートをつなぐために必要な色のカードを集めます。
中盤:ルートを確保する
ある程度カードが集まったら、「都市と都市を列車コマでつなぐ」アクションを実行します。 特に長いルートや、他のプレイヤーと競合しそうな場所は早めに確保しましょう。
終盤:チケットの達成を確認する
ゲーム終了が近づいたら(誰かのコマが残り少なくなったら)、手持ちの行き先チケットが完成しているか確認します。 余裕があれば「行き先チケットカードを引く」アクションで追加得点を狙えますが、未達成だと減点になるため注意が必要です 。所持している列車コマの残数については公開情報なので終盤になったら他のプレイヤーのコマがあといくつ残っているのかこまめに確認するとよいです。
このゲームを楽しむために
細かい得点計算や処理は遊びながら覚えれば大丈夫です。 まずは「カードを集めて、列車を置いて、都市をつなぐ」というシンプルな流れを体験し、1回最後まで遊んでみてください。
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